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第131回 日本補綴歯科学会 学術大会 開催報告

〜〜2022.6.12追記〜〜

第131回学術大会 開催迫る!  事前1次登録締切6/17正午まで

会期: 7/15(金)~17(日)

会場: 大阪国際会議場(現地開催+ライブ配信)

事前参加登録 最終締め切り:7/8(金)正午まで

参加費:歯科医師 10,000円

歯科技工士、歯科衛生士は事前登録2,000円(当日3,000円)

特設サイト

 

~~2022.7.31追記~~

2022715()17()、日本補綴歯科学会(以下JPS)の第131回学術大会がハイブリッド開催(大阪国際会議場+ライブ配信)された。この歴史ある学術大会に我々日本臨床歯科学会(以下SJCD)が共催学会となり、メインシンポジウムの山﨑理事長、本多副理事長、土屋専務理事をはじめ、多くのSJCDの先生方が登壇された。また、これを機会に我々SJCDJPSは日本の歯科発展のため臨床と研究の融合という志を一つにし共に全面的に協力し合う証としての『調印式』も行われた。

現地参加2054名、web参加約1000名と盛況であった。



以下、プログラムを抜粋。

15()19:00~会員意見交換会がリーガロイヤルホテル大阪にて、着座+敷居板を配置し感染防止に留意し開催された。JPS馬場一美理事長は、共催開催,調印式への思いを熱く語り、JPS,SJCD両執行部、また開催準備に向けた窪木大会長、前川準備委員長をはじめ岡山大学インプラント再生補綴学分野の皆さんへの感謝と敬意を表した。そして山﨑理事長の挨拶と繋がり、JPSSJCDSJCDJPSと本気で組もうとしていることが窺えた。

調印式

2022716()15:40JPSSJCDにとって、また歯科界にとって、歴史的な時を迎えた。JPS馬場一美理事長とSJCD山﨑長郎理事長がそれぞれ書面にサインを行い、JPSSJCDがこれから全面的に協力し、共に歯科界のために協力する学術交流協定を締結した

メインシンポジウム

-補綴の未来、歯科の未来に向けて-

調印式の後、メインシンポジウムが行われた。

JPS馬場一美理事長は「JPS meets SJCD-補綴歯科臨床を科学する」、SJCD山﨑長郎理事長は「複雑な補綴治療におけるインターディシプリナリーマネージメント」、SJCD本多正明副理事長は「Longevityの予知性~欠損歯列から考察~」、JPS窪木拓男副理事長は「JPS meets SJCD-臨床のcutting-edgeを越えるために」をそれぞれ語った。座長はJPS澤瀬隆先生(長崎大)SJCD土屋賢司専務理事が務めた。本連携の目的と意義、そして期待される効果について、両学会理事長,副理事長が登壇し、補綴の未来像·歯科の行く末について語った。日本の口腔リハビリテーションを強く支えてきた両組織が組織の強みを活かし、連携協力をすることで互いが今後さらに成長していく、そして国民に寄与することであろうと締め括った。

(ポスター発表)

ポスター会場には、「有床義歯:31題」・「クラウンブリッジ:22題」・「インプラント:16題」・「バイオロジー・バイオマテリアル:18題」・「口腔機能:27題」・「教育:7題」・「症例:31題」・「学会主導研究:2題」のポスター全154題が集まり、ポスター討論も行われた。 

(専門医ケースプレゼンテーション審査)

補綴専門医になるためのプレゼンテーションが行われた。

審査員2名の前で、発表者は5分ほどで説明を行い、質問を受ける。全顎症例が必要とされ、専門医を名乗るために必要な知識と技術の確認がされる。

どの受験者も緊張の面持ちで一生懸命に説明し、質問に答えている、その周りには、応援する人、下見をする人が集まり、マスク越しではあるものの、みな真剣な表情で話を聞いていた。。

ハンズオンセミナー6

ラミネートベニア審美-補綴治療の最前線-

 JPSのハンズオンコースに東京SJCDの講師陣が登壇。

土屋賢司顧問、大河雅之会長、北原信也副会長が講義と実習合わせて、異例の3時間枠を貰い受け、JPSからの期待の程が窺えた。実習チケット20枚、聴講チケット50枚は発売開始数日で売り切れる人気ぶりであった。

 

前半の講義は3名の先生がラミネートベニアの要所をリレー方式で、「ベニアの応用範囲」、「形成限界」、「ボンデッドレストレーション」のトピックについて、解説された。後半の実習は、大河先生を中心にSJCDメンバーがインストラクターとして補助し、受講生の手伝いを行った。本ハンズオンセミナーには、マイクロスコープが受講者11台、計20台が用意され、「ラミネートベニアの支台歯形成」と「接着の手技について」を行った。

あとがき

日本補綴学会との学術大会共催、JPSSJCDの調印式は、SJCDが長年取り組んできた「研究と臨床の融合」の実現に、また今後のSJCDの進化に大きな成果が生まれるものである。調印式を行ったことは、他学会にとっても衝撃的ニュースであり、この一大イベントを成功させた土屋専務理事をはじめSJCD執行部の先生方に深く感謝し、会員皆様に、今回のイベントの重要性を報告できれば幸いである。

文責:日本臨床歯科学会東京支部広報委員会

       高島浩二 萩原太郎 .山口宜伸


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