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2022年2月17日 Step Up Meeting Webinar 

 

2022年最初のイベントは
ステップアップミーティング!

【日時】

 2022年2月17日(木) 19:30~

【演者】

~一般講演1~ 座長:加部聡一 先生

加藤駿祐 先生(要町デンタルクリニック)

「L.O.T.により審美的改善を行った症例」

加藤駿祐先生 紹介動画

~一般講演2~ 座長:吉田茂治 先生

山下貴史 先生(山下歯科医院)

「インプラント治療におけるジルコニア上部構造設計の取り組み」

山下貴史先生 紹介動画

 


2022年2月28日 追記

ステップアップミーティング開催報告

 2月17日(木)19時30分より御茶ノ水ソラシティーにて東京支部Webステップアップミーティングが開催された。平日の夜開催、今回の視聴者は約220名とのことであった。演者の先生や会場で準備を行なっている委員会の先生は、会場に入られる前に手洗い、うがい、アルコール消毒をしていただいて検温をして問題ないことを確認してからの入室。また入室前にN95マスクを配布し装着をするなど感染対策を徹底し運営しておられた。今回も武川泰久先生の熱い司会でスタートした。まずはじめに大河雅之会長よりあいさつがあった。今年度最後の活動である第3回例会、来期の補綴歯科学会との共催、広島での合同例会のインフォメーションがあった。そして本日平日の仕事終わりの時間に目を覚ますようなプレゼンテーションとディスカッションを期待しているとお話された。

 1題目が加藤 駿祐先生での『L.O.T.により審美的改善を行った症例』。2題目が山下 貴史先生による『インプラント治療におけるジルコニア上部構造設計の取り組み』であった。加藤先生の講演の座長を加部聡一 先生が、山下先生の講演の座長は吉田茂治先生が行い、どちらの発表のディスカッションも白熱し、大変見応えのあるものであった。

一般講演1
L.O.T.(限局的矯正歯科治療)により審美的改善を行った症例」 
要町デンタルクリニック   加藤
駿祐先生

患者さんの見た目が気になるという主訴に対して部分矯正で叢生の改善、歯肉の不調和に対してレーザーによる整形を行い、部分的な補綴によって審美的また機能的な改善した症例であった。

加藤先生のプレゼンテーションの仕上がりは素晴らしく、写真がしっかり撮れており、セファロでの分析や咬合分析など資料が多くあり、大河会長が山﨑先生に見せに行ったほどだ。そのおかげもありディスカッションはいつもながら多いに盛り上がった。部分矯正なので咬合をいじらない工夫や低位舌や口呼吸に対してのMFT、また上顎中切歯の大きさや審美的な仕上げに関して歯肉切除のタイミングなど会員や理事の先生方の指摘がありとても勉強になった。

 

一般講演2
 「インプラント治療におけるジルコニア上部構造設計の取り組み」
山下歯科医院  山下貴史先生 

1人目の発表が終わり、会場も盛り上がってきた中での山下先生の発表であった。確定的な修復治療を行う前に既存の習慣的顎位の改善が必要であると診断した74歳の上下無歯顎患者へのインプラント治療について発表された。本症例は2年前のステップアップミーティングでプロビジョナルレストレーション装着時まで発表されており、その時に頂いた貴重なアドバイスを存分にいかし、最終補綴装着完成までの内容を詳しくプレゼンテーションされた。

特にプロビジョナルレストレーション装着後、顔貌との調和、顎位などの再評価を繰り返し慎重に行い、最終補綴設計についてもデジタルデータを有効活用されている点は非常に素晴らしかった。また質疑応答では、粘膜支持でアンカーピンを用いたガイドサージェリーにおいてフラップを開いた場合、サージカルテンプレートが動かないようにするためにはどのように工夫すれば良いのか?またサージカルガイドを不安定になりにくくするためにはどのような順番でインプラントを埋入していけば良いのか?など無歯顎患者へのインプラント治療における外科テクニックの非常に貴重なディスカッションとアドバイスがあり大変勉強になった。

最後に

副会長の北原信也先生より、今回もハイブリッド開催で行われたステップアップミーティングであったがオンラインで参加している先生方にも現地での熱意が伝わってくるほどの素晴らしいプレゼンテーションと熱いディスカッションで素晴らしいミーティングであったと締めのご挨拶があった。

 


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