松尾先生:全体を診て分析をするということだと思います。
昔は、「歯は削って当たり前」認識の中、大掛かりな治療がもてはやされました。しかし今は違います。なるべく歯を削ることなく、そして治療終了後の状態を末永く維持するためのメインテナンスが重要です。
10万円の歯を入れて、5年ももたないというのでは、話になりません。そのためには、口腔内の1部分だけを診て治療の計画を立てるわけにはいきません。
例えば、インプラントを入れるのであれば、歯がなくなっている部分だけではなく、その周辺の歯茎であったり、咬み合わせる方の歯の状態など、口腔内の全体の状況を分析し、それから、患者様にとって一番理想的な治療計画を立てるわけです。
このように、「全体を診る」ということの重要性をコースでは教わりました。 |