歯科スタディーグループ東京SJCD

会員サイト ログイン
東京SJCD 新規会員登録はこちら
 
 
 
 

2017年7月2日(日)、御茶ノ水ソラシティにて第1回ステップアップミーティングが開催されたので、ご報告いたします。

 
2017年第1回ステップアップミーティング委員(御茶ノ水ソラシティ)
 

「多数歯欠損に対し、可撤性義歯とインプラントを併用して機能回復を行った症例」
さくら歯科クリニック 根間大地先生

咬合崩壊の著しい患者の症例でした。既存の義歯が不適合であり、鉤歯の動揺も著しく義歯の食い込みによる褥瘡性潰瘍が認められました。
残存歯の評価、診査診断を丁寧に行っていて、それに応じた問題点を挙げ、治療計画もいくつか提示するなどとても勉強になる発表でした。
また、この症例は午前中に行われたプレセッションでの題材症例であり、参加した会員たちが実際に自分が立案した治療計画との違いや共通点を学ぶことができるいい機会になったと思われます。会場からは義歯の設計や、下顎前 歯部を連結した理由、インプラントポジションなどについて質問があり、多くを学ぶことのできたとてもいい発表でした。

ステップアップ委員会 李昌弘
 

「酸蝕症患者に対して咬合再構成を行なった一例」
ワタナベ歯科医院 島松博先生

今回、島松先生は酸蝕症に罹患し咬合崩壊を起こしていた症例の発表でした。
近年、酸蝕症患者は注目視されておりその治療は最小限の治療で行うことが望ましいとされています。しかし、咬合崩壊したケースでは咬合再構成は必要不可欠です。このような場合、基礎資料の採得を行い診査診断し治療計画を立案し治療していく事が重要です。
今回のケースでは顎位の安定を図る事がとても難しいケースだったと思います。ワックスアップからプロビジョナルに置換する時の正確性や、咬合高径の決定をし、顎位の安定を図り、再評価をしてステップを踏んでいくという一つ一つのステップがとても大切だと痛感できた発表でした。
ディスカッションではこのような点において活発な意見交換がありました。症例は最終補綴までは終わっておらず、ファイナルプロビジョナルまでで現在経過観察中であるとの事でしたので、最終補綴物が装着され、長期的な予後をしっかりみて行きたい症例でした。

ステップアップ委員会 長谷川幸生
 

「Microscopic Endodontic therapy における汚染物質 視認性を向上した症例」
けやき歯科クリニック 河合竜志先生

今回ステップアップミーティングの3人目として河合竜志先生により「Micro Endodontic therapyにおける汚染物質の視認性を向上した症例」と題して歯内療法をメインテーマに発表された。
マイクロスコープを用いて根管治療を行う際、頬側または舌側から白色LEDの透過性を利用し根管方向に照らし出す事で根管内の感染物質並びに感染部の視認性を向上させる根管治療を行っている事が発表された。
LED使用時はマイクロスコープの光源をけす事がポイントとなろう。また応用的に歯冠周囲の縁下に沈着した歯石も歯肉を透過して確認できる事もある事を述べられていた。

例会ステップアップ委員 栗原一雄
 
 
前回ステップアップミーティングの様子はこちら
東京都渋谷区渋谷2-1-12東京セントラル宮益坂上4F
TEL/FAX:03-3400-3482