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平成2015年2月1日(日)御茶ノ水ソラシティにて第2回ステップアップミーティングが開催されたので、ご報告致します。

 
第2回ステップアップミーティング 望月 力先生 小木曽 縁先生 山口 文誉先生
 

「再生療法とディスクルージョンの確立を行った症例」  箱崎デンタルクリニック 望月 力

望月先生は中等度慢性歯周炎の患者さんに対し咬合治療と再生療法を行い治療を行っていた。このケースはディスカッション形式で行われ、口腔内の資料とそれに対しての治療計画までを望月先生に発表して頂き、その後ステップアップ委員が頂いた資料で治療計画を立案して発表、その後会場から意見を頂き、最後は実際望月先生が行った治療をプレゼンテーションして頂くという形式で行われた。水平性の骨吸収に対しての歯周初期治療の重要性、天然歯に対しての考慮、再生療法の成功する条件、使用するマテリアル、オペ時の切開線など会場からは活発な意見交換が行えた。会場の会員もとても勉強になるケースであった。今後の予後を是非拝見したい。

ステップアップミーティング委員 武川
 

「欠損部にインプラントを用いた症例〜初期治療における力のコントロール」 岩本町デンタルクリニック 小木曽 縁先生

患者は60歳の男性であり、右上Inlayの脱離が主訴で来院された。口腔内は欠損もあり、咬合平面の乱れ、咬頭干渉も認められている。精密な診査により今回のケースでは力の要素が多く関与していると診断し、診断用WAXUP,プロビジョナルレストレーションにより顎位を評価し工夫しながらファイナルレストレーションに移行されており丁寧な仕事をされていると感じた。理事の先生達からは左側上顎犬歯部単独のインプラントに対しての補綴物の展開角やガイドの与え方。右側下顎臼歯部インプラントの埋入ポジションにより補綴物がカンチレバーのような形態になってしまっているなどのアドバイス、意見を聞くことができとても勉強になった症例発表であった。

ステップアップミーティング委員 李
 

「広範型侵襲性歯周炎患者におけるインプラント治療」  山口歯科医院 山口 文誉先生

山口文誉先生のご発表は、侵襲性歯周炎と診断された患者に対し、インプラント補綴、矯正、歯周外科を伴った咬合再構成症例であった。初期治療にて細菌のコントロールを行った後に、咬合床を用いて咬合平面と中切歯の位置決めを行い、そこから下顎位の決定の後にワックスアップにより補綴設計を決定されていた。最終的に上顎は全てインプラント、下顎は矯正と補綴にて再構成がなされた。また、侵襲性歯周炎に対するインプラントの治療基準も論文を通じて提示された。抜歯基準やインプラント埋入の順序、本数、ポジションニング、矯正の移動基準など多くのディスカッションがなされ、私達も大変勉強になった。今後の経過を勉強させていただきたい症例であった。

ステップアップミーティング委員 中村
 
 

多くの先生方にご参加して頂き、ありがとうございました。

今回、ご都合が付かなかった会員の先生方も、次回、2015年9月6日の第1回ステップアップミーティングにご参加頂ければ幸いです

 
 
前回ステップアップミーティングの様子はこちら
東京都渋谷区渋谷2-1-12東京セントラル宮益坂上4F
TEL/FAX:03-3400-3482